USB 書き出し(CDJ / rekordbox 互換)
プレイリストやフォルダを、CDJ / XDJ で読める rekordbox 互換の USB に書き出せます(音声ファイル・解析〔ビートグリッド / 波形 / キー〕・キューポイント・プレイリスト・アートワーク)。 書き出しは 同期 として動き、2 回目以降は変わった曲だけを書き換えます。
画像は後日追加
- サイドバーでプレイリストかフォルダを 右クリック →「USB に書き出し…」(またはツールバーの 「USB に書き出し」。狭い幅では ⋯ メニューの中)。
- 書き出すプレイリスト を選びます。フォルダを選ぶと配下のプレイリストを 階層ごと 書き出します。スマートプレイリストは書き出し時点の内容で書き出します。
- 書き出し先 を選びます。接続中のボリュームの一覧から USB を選ぶか、「フォルダ…」で任意のフォルダを指定します。前回の書き出し先は記憶されます。
- オプション を決めます(下記)。
- 「計画を確認」 を押すと、USB には何も書かずに計画を作ります。コピーする曲 / 再利用する曲、解析の出どころ(新規 / キャッシュ / USB 上の解析を再利用)、転送量と空き容量(書き出し先が USB でも任意のフォルダでも、そのドライブの空き容量で確認します)、Traktor との対応付け、CDJ で変更されたキュー/グリッドを残す曲、見つからないファイル、注意点が表示されます。
- 「書き出す」 で開始します。工程(準備 → 解析・タグ読み取り → 変更チェック → USB へコピー → データベース作成 → 検証 → 反映)ごとに進捗が出ます。
- 完了したら 「取り出し」 で USB を安全に取り外せます(一覧にあるボリュームのみ。強制はしません)。
書き出し中もダイアログは閉じられます。進捗は画面右下(プレーヤーバーの上)のカードに出て、クリックするとダイアログに戻ります。 「中止」 を押すと、曲の区切りで止まります。中止・失敗・取り外しのどの場合も、USB には以前の内容がそのまま残ります(新しい内容は退避領域に書いてから一度に切り替えるため)。 書き出し中に Crateforge が強制終了・クラッシュした場合も、rbx-cli はそれを検知して書き出しを中止します(USB に書き続けたままにはなりません)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Traktor のキュー/グリッドを使う | 下の「Traktor のキュー/グリッド」を参照。既定はオフ |
| アートワークを書き出す | 音声ファイルに埋め込まれた画像をプレーヤー用に縮小して書き出します |
| USB から消す | 今回の内容に含まれない、以前書き出した曲を USB から削除します(プレイリストは常に今回の内容に揃います) |
| CDJ で変更したキュー/グリッドを優先する | 前回の書き出しの後に CDJ でキューやグリッドを変更した曲は、その曲だけ USB 上のキュー/グリッドを残して書き出します(下の「CDJ で変更したキュー/グリッドとの競合」を参照)。既定はオフ(書き出しを中止して知らせます) |
| デバイス名 | プレーヤーに表示される名前。空欄なら変更しません |
| 詳細設定 | Traktor の collection.nml の場所、MP3 オフセット (ms) |
書き出す内容
Section titled “書き出す内容”- 曲名・アーティスト・アルバム・ジャンル・コメント・年・トラック番号・ディスク番号・再生回数・追加日・レーティング(0〜5 の星。半星は切り上げ)は Crateforge のライブラリの値 を使います。
- キー は Crateforge の実効キー(手動の上書き、無ければ解析値)を rekordbox の表記(
Am/F#mなど)で書きます。無い曲は書き出し時の解析結果を使います。 - BPM・ビートグリッド・波形 は書き出し時に解析して作ります(Traktor のグリッドを使う場合はそのグリッド)。表示 BPM はグリッドと同じテンポになります。
- ファイルが見つからない曲(外付けドライブや NAS が未接続など)は、計画に件数と例が出ます。そうした曲もプレイリストからは外さずに rbx-cli に渡します:
- 以前この USB に書き出していない曲は、スキップされます。
- 以前この USB に書き出した曲 が含まれていると、USB 上の曲を消さないよう USB を変更せずに書き出しを中止 します。ドライブを接続するか、曲の場所を直してから書き出してください(「USB から消す」がオンでも、見つからないだけの曲が USB から消えることはありません)。
Traktor のキュー/グリッド
Section titled “Traktor のキュー/グリッド”Crateforge 自体はキューやビートグリッドを持ちません。「Traktor のキュー/グリッドを使う」 をオンにすると、書き出しのたびに Traktor の collection.nml を読み、曲を ファイルパス で突き合わせて、Traktor のキューとグリッドを USB に書きます(Crateforge のライブラリには保存しません)。
collection.nmlはドキュメント/Native Instruments/Traktor <バージョン>/の 最新版を自動検出 します。違う場所なら詳細設定(または 設定 → USB 書き出し)で指定します。- パスが一致しない曲は、ファイル名とファイルサイズ が一意に一致する場合だけ対応付けます。計画に一致 / 不一致の件数と例が出ます。
- macOS では、クローンやバックアップ用のボリュームに 同じパスの曲 があると、どれが本物か決められないことがあります。その場合は起動ボリューム上の曲を使い、起動ボリュームに無ければ その曲には Traktor のキュー/グリッドを使いません(計画に「候補が複数」として出ます)。
- 変換規則:
- グリッドマーカー → ビートグリッド(Traktor の BPM で一定テンポ。マーカーが複数あればそれぞれを起点にします)
- キュー / フェードイン / フェードアウト / ロード → キューポイント、ループ → ループ
- ホットキュー 1〜8 → ホットキュー A〜H、ホットキューに割り当てていないもの → メモリーキュー
- キューの名前 → キューのコメント
- Traktor に見つからない曲、またはこのオプションが オフ のときは、キューもグリッドも送りません。USB 上にすでにあるキューはそのまま残り、グリッドは解析で作ります。
- Traktor に一致した曲は Traktor の状態に揃えます。Traktor でキューが無い曲は、USB 上のキューも消えます。
MP3 のずれ(MP3 オフセット)
Section titled “MP3 のずれ(MP3 オフセット)”Traktor と rekordbox / CDJ では MP3 のデコード開始位置の扱いが異なり、MP3 のキュー・グリッドが数十 ms ずれることがあります。 詳細設定の 「MP3 オフセット (ms)」 で、Traktor から取り込む MP3 のキュー/グリッドをずらせます(正の値で後ろ、負の値で前)。既定は 0 ms です。 ずれ方はファイルやエンコーダによって異なり得るため、正しい値は実機で確認して調整してください(Crateforge は推測値を入れていません)。
CDJ で変更したキュー/グリッドとの競合
Section titled “CDJ で変更したキュー/グリッドとの競合”CDJ で USB にキューを保存したり、ビートグリッドを変更したりすると、USB 上の解析ファイルが書き換わります。その後に Traktor のキュー/グリッドを送ると CDJ での変更が失われるため、 既定では書き出しは USB を変更せずに中止 され、説明と 対象の曲 が表示されます。このとき:
- 「CDJ の変更を優先して再試行」 を押すと、同じ内容(同じプレイリスト・書き出し先・オプション。Traktor のキュー/グリッドも送ります)で書き出し直し、CDJ で変更された曲だけ USB 上のキューとグリッドを残します。ほかの曲には Traktor のキュー/グリッドを書きます。完了画面に「CDJ で変更されたキュー/グリッドを保持した曲: N」と、その曲が表示されます。
- 毎回このように書き出したい場合は、オプションの 「CDJ で変更したキュー/グリッドを優先する」 をオンにします(計画の画面にも、残す曲の数が出ます)。
- CDJ での変更が不要なら、別の(空の)USB に書き出せます。
「Traktor のキュー/グリッドを使う」がオフなら、CDJ で保存したキューは毎回そのまま残ります。
そのほかの理由で中止されたとき
Section titled “そのほかの理由で中止されたとき”USB 上の内容を失わないよう、書き出しは次のような場合にも USB を変更せずに中止 し、理由(と分かる場合は対象の曲)を表示します。
- 前回の書き出しの後に、rekordbox や CDJ で USB 上の曲の情報・プレイリスト・My Tag が変更 / 削除された
- USB に rekordbox など Crateforge 以外で書き出した曲・プレイリストがある、または別のライブラリの USB である
- 「USB から消す」で消そうとした曲が、USB の再生履歴(ヒストリー)に残っている(「USB から消す」をオフにして書き出してください)
- 以前書き出した曲のファイルが見つからない(上の「書き出す内容」を参照)
- 書き出し中に別のアプリが USB を変更した(もう一度書き出してください)
速度とキャッシュ
Section titled “速度とキャッシュ”- 初回は時間がかかります: 全曲の解析と USB への書き込みが必要です。
- 2 回目以降は、解析キャッシュ(PC 側。曲の内容と解析設定が同じなら再利用)と USB 上のファイルを再利用し、変わった曲だけをコピー・解析します。
- ただし変更を確実に検出するため、毎回、元ファイルと USB 上のファイルをすべて読み込みます。曲数が多い USB では、何も変わっていなくても読み込みの時間がかかります。
- rekordbox が起動中は書き出せません(同じ USB に書き込む可能性があるため)。
rbx-cli について
Section titled “rbx-cli について”USB への書き出しは、外部ツール rbx-cli(rbxport ベース)が行います。
- Crateforge は rbx-cli を 別プロセスとして起動し、JSON でやり取りするだけ です。本体には組み込まず、配布物にも含めません。
- rbx-cli がまだ無いときは、書き出しダイアログ(または 設定 → USB 書き出し (rbx-cli))の ダウンロード で、上流の GitHub Release から取得します。チェックサム(SHA-256)を確認してから、アプリのデータフォルダに保存します。
- rbx-cli 0.1.1 以降 が必要です(以前の 0.1.0 をダウンロード済みの場合は、ダイアログの案内に従って取得し直してください)。
- 使われる rbx-cli は「設定で指定したパス → ダウンロード済みのもの」の順に探し、対応するプロトコル・機能を持つものだけを使います(安全のため、PATH 上の
rbx-cliを勝手に使うことはありません)。自分でビルドした rbx-cli は、設定の 「パスを指定…」 で使えます。 - 配布バイナリは Windows(x86-64)/ macOS(Apple Silicon / Intel)/ Linux(x86-64、glibc 2.39 以降)向けです。